第1回 街なかマルシェ

招聘
実施日 2013年8月30日(金)・31日(士)

首都圏から消費者を招き、県産農産物の検査体制等の取組状況を説明するとともに「街なかマルシェ」の視察を通じた県内生産者等との交流や意見交換、農産物放射能検査場等の現地視察を実施。

▼事業の様子

 

▼事業の概要

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◯開催日時

平成25年 8月30日(金)15:00~20:00 , 8月31日(土)  8:00~14:00

◯会場

福島市街なか広場(福島市本町17-1)・ウィズもとまち

◯主催

国立大学法人福島大学小山良太ゼミナール(Marche’F)
福島大学うつくしまふくしま未来支援センター
福島県生活協同組合連合会(福島県「消費者と生産者等の理解・交流促進事業」受託事業者)
(福島県「消費者と生産者等の理解・交流促進事業受託事業者」)

◯内容

これまで、福島大学小山ゼミナール(福島大学まちづくり株式会社マルシェF)では、東日本大震災以前、中心市街地において生産者と学生が協同し地産地消と6次産業化の推進を目標とする福島県産の農産物・加工品を販売するマルシェ(青空市)を行ってきました。

震災後1年目は生産者・消費者双方の不安を解消するためにも、正しい情報発信、生産者の思いを学生が間に立ち消費者に伝えるということを目標としマルシェを行ってきました。

2年目は引き続き正しい情報発信、生産者の思いを伝えるとともに、一番不安を抱えているであろう「親子」をターゲットにマルシェを行ってきました。

東日本大震災から2年が経過した今、本来の目標である「地産地消」と「6次化産業」を達成するためにも、やはり改めて福島県産の生鮮食品のおいしさを認識してもらいたいと考え、また、福島市内の消費者はもとより、首都圏からの消費者にも集まっていただき、風評被害に喘いでいる福島の生産者と消費者、大消費地である首都圏の消費者が一堂に介し、2日間を通して様々な客層の消費者に県産品のおいしさ、検査体制、生産者が行っている現在の活動の情報、生産者の農産物への想いといった「正しい情報の発信」をすることを通じて「地産地消」を実現したいと考えました。

このイベントは、単に屋内でのシンポジウムではなく、屋外で、マルシェ(市場)を開き、道行く多くの消費者に関心をもって立ち寄っていただきながら、ステージ上で繰り広げられる福島県内の生産者・加工業者・流通団体・研究者が進める放射性物質低減の取組みの紹介や参加者が実際に放射線測定器を操作したり、基準値の解説等を含む食品と放射能に関する説明を受けることで、正しい情報を得て、実際に生産者と声を交わしながら、生産物を手にして、購入することから、風評被害を払拭したいと考えています。

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行程(8月30日-31日)

(Aコースは1泊2日、Bコースは日帰り)

part1行程表-1

(注1)学習交流プログラム1では、福島大学うつくしまふくしま未来支援センター(農業復興支援担当)朴相賢特任研究員、同、経済経営学類(食料経済、農業政策、食農教育担当)林薫平特任准教授を講師として、福島県の農業や農産物の流通、県内JAおよび農業団体における取り組み、直売所などについて学習します。また、マルシェに出店している生産者・事業者を紹介し、交流します。

(注2)学習交流プログラム2では、福島大学うつくしまふくしま未来支援センター石井秀樹特任准教授(農業復興支援担当)を講師として、県内の農地、水、自然環境の放射能汚染の経過、現状、今後の見通しや、農産物や食品についての放射性物質をめぐるさまざまな対策の状況について学習します。環境中の放射線計測機器や、食品放射線計測機器についてもデモンストレーションをします。

(注3)マルシェでは、午後五時から目玉企画として学生による「うまいもんレポート」が行われます。学生たちが、マルシェの各店舗・ブースを回り、事前取材にもとづきインタビューを行い、震災後の取り組み、苦労話、思い、今後の見通しなどについて出店者のお話を聞きます。