11月12日の週は長野県生協連木下さん、コープとうきょう依田さん、日生協田中さんに来福いただきました。
毎週最終日作業後恒例のワークショップには、長野へ昼で戻られた木下さん以外のお2人、JA新ふくしま紺野さん、そして初日レクチャーに続き福大・石井先生が参加されました。
単純な一泊二日の視察でなく、「実際に作業ができると聞いて来た」と仰る依田さんは「地道な作業の蓄積が、ゆくゆくは大きな力になることがわかった」と、その意義を感じられたとのこと。福島の現状は、コープとうきょうで責任ある立場にいる依田さんの耳にも入り難くなっているのが東京の状況であり、初日のレクチャーや米の全量検査現場視察を通じ、理解を深められていました。
田中さんは、予々福島や放射線についての論議が難しくなる一方なことを感じてきて、それが安直に「福島の農作物を避ければいい」という 結論にまとまりつつあるのを危惧されていたと。そもそも社会から福島への関心も薄まりつつあり、またはあっても安全か危険かを余計に煽る情報が多い都心から現地に赴き、直に見て、できることをやりたかったとのことでした。想像していたよりも若く、フランクで前向きな現場スタッフの方々にも感心されていました。
紺野さんは現場の担当者として、毎週ボランティアの皆さんが来てくださることで現場がリフレッシュされる重要性を指摘されました。スクリーニング現場は毎週変わり、新たな地に入る苦労はいつもつきまといます。毎週新しいボランティアが作業に加わることが、現場のモチベーション維持に繋がっていくとのことです。
また、依田さんは耳にした印象的だった言葉として、交流会での、地元生産農家さんの「後継者のいる、いないで、原発事故や福島の農業の未来に対する心構え、姿勢が変わってくる」を挙げられました。
そして、同じ交流会での小山チーム・小松先生のお話は、参加いただいたその地元生産農家さんも聞き入る、興味深いものでした。
詳細は来週アップいたします。
11/16/2012
事務局