11月19日の週はならコープから能地さん、辻本さん、沖山さんが、そしていばらきコープより鈴木さんが来福されました。ありがとうございました。
21日には辻本さんがボランティア参加されたチームの現場に、福島視察に来られた岡山県生協連、鳥取県生協連の皆様総勢約20名をお連れし、お騒がせもしました。
そこでされた、JA新ふくしまの土壌スクリーニング担当・紺野さんのプロジェクトについての説明は力強く、視察の皆様は、有無を言わさず飛散してしまった放射性物質との格闘を強いられている現場の予想以上の取組みに、感じること多くあった様子でした。
そして22日は、ボランティア最終日恒例のワークショップです。
まず、能地さんはもともと福島に友人もいて、思い入れある地であることからボランティアに来られたと。プロジェクトの取組みは想像以上にきちっとしていて、むしろご自分がもっとしっかりした戦力として手伝いたかったと仰ってくださいました。
辻本さんは、月曜のレクチャーや水曜夜の交流会で話に出た、そもそもセシウムは野菜にほぼ移行しないという事実を知らなかったと。ご自分ももともとは福島産の農作物を避けたかった立場であるから、正しい情報をもっと周囲に知らせたいとのことでした。
沖山さんは9月末の研修会に続き2度目の来福で、その時にせっかくした練習を活かすためにこられたと。当時見たよりも現場はずっとこなれたようで、もうあとはどれだけ数をこなせるかにかかっているのだろうなと感じたとのことでした。
そして、最後に初めていばらきコープからいらっしゃった鈴木さん。見えず、匂わずとも放射性物質には実体があり、ということは対策が可能ということを学んだと。このプロジェクトは少なからず飛散したはずの地元茨城でも今後必要になる取組みであると感じ、いばらきコープの広報に報告を載せてくださるとのことでした。
そして、締めは紺野さんの言葉でした。
まず、今のペースで順調に進めば管内全域のスクリーニングは来年の今頃には終わるだろうと。
そして正直なところJA、中でも線量の低い地域 には事故を忘れたい気持ちがあるかもしれないと。ただ、他にJA伊達みらいとJAみちのく安達を含む3箇所が結果として特に線量が高く、本来なら総売上300億円規模をほこっていた地域なので、無視もできない背景があるのだと。
この土壌スクリーニング・プロジェクトのデータ、進捗は農水省も見守っている。これだけ詳細で綿密は調査は、放っておけば「調査しています」と言い逃れてしまう行政を立ち止まらせ、有効な施策を講じてもらうためにも、絶対必須なものなのですとのことでした。
またもや大切な一夜となった21日(水)夜の交流会については、遅れている 14日の報告と共に、近日中にアップします。
そして今週金曜には、福大・小山チームが集結しての「ふくしま食と農の再生シンポジウム」があります。
11/25/2012
事務局