2ヶ月以上前になりますが、浜岡原子力館に立ち寄った記録です。4月にラスベガスで訪れた核実験博物館が思い出されますが、また違う角度から考えさせられる施設でした。
事務局として、プロジェクトをご支援、そして関わっていただいたすべての皆様への感謝は大前提の上、今年の白眉はユーコープさんからの組合員参加でした。来てくださった12名は、お仕事や子育てが一段落された年配の方が多く、ご夫婦参加という傾向もありつつ、そもそも意識高く、同時にプロジェクトそのものの存在と内容にまず驚かれ、意義を理解し、感心して帰ってくださいました。
以下、その後皆様からいただいた手紙、メールから言葉を抜粋いたします。
「Mioで見つけた記事がこんなに大きなインパクトを与えてくれるとは思わなかった。今まで参加してきたボラとは違う、何か明日を切り拓く『夢』を感じた」、「農家に寄り添って農業再生への行動を実践するJA」、「現場スタッフの真っすぐさ」、「田んぼの測定中に心配そうに話しかけてくる農家、そして感謝と激励」、「食の安全のために生産者と消費者が手をつなぐこと」、「会う人ごとに福島と土壌スクリーニングの話をしてしまうのでエライ長話になってしまい、なかなか帰れません」、「このボランティア事業が全県に拡大、充実される事を期待」、「このような事業にこそ、復興予算が使われるべきではないか」、「自分の意識の変化を仲間のみんなにも投げ掛けながら、ヒステリックでないけど熱い運動が続けられたらと思います」、「福島のリンゴの産直宅配を頼めるところを教えて」、「JA、大学、生協でこの様なプロジェクトをつくってくださり、そこに関わることができた事で、自分自身に大きな意義を持つことができた」、「毎日現場に出て調査する彼らのご苦労には頭がさがります」、「国が本当ならば一番に動かなければならない事を、被害者が黙々とやっていかなくてはいけないとは、矛盾を感じる」、「本当に人事ではない!」。
一つ気付いたのは、静岡、神奈川、山梨が合併してできたユーコープ組合員さんにとって、「世界で最も危ない原発」とも言われる浜岡原発が近くにあることが、プロジェクト参加の大きなモチベーションとなっていることでした。
以下、量が多いですが、原子力館で撮った写真を貼付けます。施設の最上階には浜岡原発を一望できる部屋があり、そこだけ撮影禁止でした。
12/27/2013
事務局